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お盆って何?

明日からお盆の期間だそうですが、本清寺は今日から参り始めています(*´∀`*)

厳密には毎日お盆のようなものですが。


毎年お盆の季節になると由来やお経典を開き

今一度確認する様にしています。


原語から漢文へ、インドから中国、そして日本へ流れ込んで来たわけですから

当然、その国の文化や風習を学んだ上で漢文をいただかないと

現代語とは全く違う意味で解釈しなければ間違いを引き起こします。


さて、お盆はウランバナやウルヴァンという語源からという説や物をのせる器からお盆と伝わっていると言われていますが佛法を通していただくならばウランバナの意味が適切でしょう。


ウランバナとは、逆さ吊り、倒懸、顚倒の事です。


昨年ご縁いただいた札幌別院のお盆荘厳↑ 逆さ吊りを表現する灯籠
昨年ご縁いただいた札幌別院のお盆荘厳↑ 逆さ吊りを表現する灯籠

何がひっくり返っているかと言えば人間の物差し、私の世界観がです(^o^;


そう言われてしまうと・・・・

『いや、ひっくり返っているのはむしろあんただろ!!』と反発を受けそうですが

一旦冷静に考えてみましょう。


これは人間である私が言っているのではなく、佛様が観られた私の姿に対して仰った佛語です。


本日からお盆参りが始まっていますが、早速これに関するご相談を受けました。


その方は沖縄県から嫁がれた6人姉弟の方です。

今年の4月にお姉さんを亡くされて納骨に悩まれていました。


『 今日は絶対聞こうと思っていた事があって・・・

  姉が亡くなって沖縄県にお墓がありますが、そのお墓は弟が護っています。

  でも、姉はそこに入るつもりはないと言っていました。

  だからまだ納骨していません。いつまで自宅にお骨を置いといて良いですか?

  永代供養でお願いした方がよろしいでしょうか? 』


つまり、お骨が未だ納められていないので平気かどうかというご相談です。


実はこの話は現代流行している宗教者を呼ばないお別れ式(想儀)に通じるものがあります。以前に話した魂や霊にも通じます。


お骨を納めないと何が起こるのでしょう?

一体、何を心配されているのでしょう?


『 もしかして納めていないからお姉さんが迷っていないか心配されてます?

  悲しんでいるのはないか悩んでいらっしゃいます? 』


こう返答すると


『 ちゃんとあの世へ行けず彷徨っているんじゃないかって・・・。

  両親は、しっかりと初七日から毎週供養したんですが。 』


対面で会話が出来るからこそどこで悩んでいらっしゃるかが分かります。


問題はどこにあるでしょう?


ここから見えてくる世界観は、

生者→死者へという方向です。


多くの方が陥りがちな世界観ですが、この方向で見ていく時に

亡き方を憐れみ悲しむ生者の姿、この姿は正しいでしょうか?


なぜ、亡き方を悲しむのでしょう?


生きている内が華、死んだらお終い!!

素晴らしい人生を送ったものの勝ち!!

このような見方もあれば

大変お世話になったから・・・

この人のお蔭で今の私はある。

このような見方もあります。


しかし、どちらも生者の価値観で【他者の死】を見ています。


『次の世界は少しでも良い所へ行けるように供養しましょう!!』

『少しでも罪業を軽く出来るように皆で供養しましょう!!』


この背景には人間世界よりも良い世界へ、人間世界より悪い世界に行かないように・・・

という想いがあります。


行ってくれないとどうなるのでしょう。


満中陰(49日)、納骨、追善供養、永代供養等

いかにも仏教っぽい言葉を使用して勤めているように見えますが

言葉を拾っていけば分かるように

全部、生きている側、人間の枠内で【死者】を扱っているだけです。


どれも生者の側の不安をいかに安心に変えられるか。

これだけやったから・・・

遺言通りに勤めたから・・・

あんな人間だったからこれで満足しているよね・・・

納骨出来たから・・・

永代供養お願いしたから・・・


これは相手のいのちと向き合っているのではなく

自分自身を心配している姿です。


相手のいのちを無駄にしない事が

自分のいのちを見つめる事になる


死をしっかりと受け止める所に

いかに死が曖昧であやふやである人間の概念であるかが分かってくる


ここにウランバナ=倒懸、世界観がひっくり返っている事が分かります。


ひっくり返っている事が頷けた時

今日の相談は、実は大切な問いであり

亡き方が自分自身を心配してくださっている事にも気づいていけます。


むしろ彷徨っているのは我々人間の側であり

佛様となられた方はこのいのちに還り

我が身を案じて常にご一緒してくださる世界が開かれてきます。


というよりも私自身がその世界を生きているので

そのようにしか見ていけないのですが(;´∀`)


お盆初日、有難いご縁です。


                           南無阿彌陀佛

  

 
 
 

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