《思い出となる 台風 1日葬》
- 本清寺 浄土真宗本願寺派
- 6月3日
- 読了時間: 3分
台風6号がやって来たと同時に斎場へと出発。
昨年から台風とはご縁がありますφ(..)
土砂降りの中、駐車場に到着したもののたった数mの距離が動けない程に雨が・・・
そして、車の下はすでに大きな水溜りが・・・
諦めて裸足に雪駄を履き、傘と衣体鞄を抱え移動。
案の定、あっという間にビショビショに。
しかし、そこは用意周到な私ですから到着予定時刻のさらに1時間前行動をして
現地で乾かす作業を(^o^;心配性
早めの早目に到着したので会場に足を運びご遺体と対面しました。
本日のご縁は、70歳の時から16年間病を患い続けられたお方でありました。
遺影と比べるとやはりだいぶ衰えていらっしゃいました。
喪主さまと挨拶を交わし
そこで初めてのご注文をいただきました。
『 棺の上に法被をかけてもよろしいでしょうか? 』
法被と言えば、お祭り。お祭りと言えば神様です。
仏式のお勤めですから当然、御本尊は佛さまです。
さて、皆様ならばどうされますか?
通常、浄土真宗の葬儀では棺の上に七条袈裟をおかけして勤めます。
これは、しっかりとお御法をいただきお御法に生きた方であれば見える世界でもあります。
なぜ、七条袈裟を棺にかけるか? それは、主人公は亡き方であり、僧侶は変わり身であるからです。
亡き方を導師として僧侶やご遺族は浄土真宗のお育てをいただく時間となるのがご法事です。
であるならば!!
法被を着た導師を生かせるかどうかは私次第になってきます。
私の世界に届くすべてのいのちは佛さまです。
ですから《 佛さまと成られた祭人が主催のご法事 》は全然ありでしょう。
それほどに南無阿弥陀佛のおみのりは深いのです。
あらゆる神様から地獄の閻魔様まで、そしてあらゆる佛さま
皆が讃嘆される南無阿弥陀佛。
人間には様々な人生模様があります。
祭りや町内会から信頼されて貢献された人生、趣味を極める人生、
たくさんのご親族に恵まれた人生、16年間を横になったまま過ごす人生、
そして、見送る側も十人十色の世界は拡がっています。
本日の会場の同じ階で幼子を見送るご法事も勤まっていましたから
わずか数年の人生もあるわけです。
しかし、どのような人生であろうとも
素晴らしい人生、寂しい人生、悲しい人生、苦しみ絶望の人生であろうと
何十年であろうとたった数年であろうと
そのいのちを必ず充実したいのちとして見せると届いた南無阿弥陀佛がご一緒の人生でありました。
僧侶は、その価値あるいのちに対してご法事を勤めさせていただくのです。
『 あなたの人生を空しく終わらせない佛さまが◯◯年ご一緒くださいました。
次は佛さまと成られて我々をお育てください。 』
いつもは船に例えられる南無阿弥陀佛を今回はお神輿に変えて、
お神輿は人間に担がれていますが、我々皆が乗せられているお神輿は
南無阿弥陀佛を筆頭に諸仏・諸神が担いで(悦び讃めて)くださって
我々(私)を目的地に運んでくださっています。
諸仏・諸神『 よく出遇ってくれたね。どうぞその佛さまを大切にするんだよ。
この佛さまの広さと深さを聞いていくんだよ。』
こんな言葉が聞こえてまいりますね。(*´∀`*)
先月から今月頭までお寺の周りはお祭り週間ですから
そのような想いも込めて佛さまのおこころをお伝えさせていただきました。
願わくばこの佛さまのおみのりを幼子を亡くされ悲しみに沈んでいるご家族にも
伝わってほしいものです。
(あまり言いたくないですが、控え室は天井が抜けていて話が丸聞こえなのです。あれではご遺族があまりに哀れでなりません。)

南無阿弥陀佛



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